そもそも相続って何? -教えて!先輩-
先輩!基本的な事なんですが、そもそも相続って何ですか? 相続とは、亡くなった方(被相続人)の財産や権利・義務をその家族や親族(相続人)が引き継ぐこと。相続財産には、現金、不動産、株式などの資産だけでなく、借金などの負債も含まれるんだよ。 誰が相続人になるんですか? 法律では、まず配偶者と子供が相続人となり、子供がいない場合は、被相続人の両親や兄弟姉妹が相続人になるよ。相続人の順位や割合は民法で定められていて、この法律で定められた相続する人のことを法定相続人というよ。 相続の手続きってどう進めるんですか? まず、被相続人の出生から死亡までの戸籍を調べて法定相続人の数の把握をする。次に被相続人の財産をリストアップして、どのくらい財産価値があるか調査して、その後、相続人全員で遺産分割協議を行って、誰がどの財産を相続するかを決めるよ。そして、その結果をもとに相続したものの登記手続き(相続登記)や相続税の申告(税務申告)を行うんだ。 必ず相続税の申告をするんですか? 必ずしも申告しなければいけないわけではないよ。ただ、相続税の基礎控除額を超える相続財産がある場合には、相続開始(被相続人が死亡した日)から10ヶ月以内に税務署に申告・納税をしなければならないよ。 相続の開始から10ヶ月で申告と納税があるんですね。じゃあ相続税の基礎控除額ってどれくらいなんですか?
基礎控除額は、「3,000万円+600万円×法定相続人の数」で求められるよ。だから、相続手続きの最初に法定相続人が何人いるか確認が必要だよ。 なるほど。基礎控除額を超える財産があると相続税がかかるんですね。 例外もあるけれど、基本的にはそうだね。相続税は適切に申告・納税しなければならないし、相続税の計算はとても複雑なので、税理士のサポートがあると安心だね。 分かりました。相続の手続きや税金について、もっと詳しく勉強していきます。 |